ゆるグルテンフリー、はじめました
COLUMN 01
2021.0510
グルテン(小麦)フリーという言葉を知ったのは、いつだろう。アメリカのオーガニックスーパー、Whole Foods Marketに、グルテンフリーを謳った商品が並んでいて、なんかおしゃれだなぁと思ったことは覚えています。健康意識の高いセレブが「わたし、グルテンは摂らないの」みたいな、ちょっとファッショナブルなイメージ。
小麦といえば、パン、麺類、コナモン、お菓子など。パンはたまにしか食べないけれど、好物のうどんやラーメンはやめられないなぁ、なんて思っていた矢先、グルテン生活を改める機会が……。
うちは両親ともに血糖値高めで、わたしは大丈夫だとはいえ、インスリンの出がよろしくないことは検査で分かっています。
そんなわたくし、お昼にうどんを食べたら、午後から眠くて眠くて仕方がない。定期的に通っている漢方の先生に相談したら「小麦じゃない?」と言われ、ドキッとしました。
とくに、うどんは食後に血糖値の上昇を示すGI値が上がりやすいらしく…(野菜を先に食べると上昇はゆるやかになるけれど、うどんは単品で食べることが多いので)。休日に家族でうどんを食べに行った後、全員でお昼寝していましたし。血糖値が急に上昇すると、眠くなるんです。
このことがきっかけで、小麦について見直してみようと思いました(ちなみに、即時型のアレルギー血液検査で小麦は引っかかりませんでした)。
漢方の先生いわく「そもそも小麦は日本人のカラダに合わないんだよね」。調べてみると、日本人の半数以上は、グルテンを分解・消化する酵素が足りていないそう(諸説あり)。
腹痛、便秘、下痢、不眠、めまい、疲労感、肌荒れなど、血糖値云々だけでなく、体質によっては、胃腸にも負担をかけてしまうのかもしれません。
そこで、リサーチし始めたのは、米粉を使った食品。
美味しい米粉パンのお店を発掘したり、米粉とトウモロコシのペンネを茹でて食べたり。配合にコツのいる米粉クッキーも、うまく焼けるようになりました。ガマンはしたくない、美味しく食べたい(←ここ大事)、グルテンフリーならぬ、米粉摂取活動、略してコメカツ(?)。
米粉以外でいえば、お蕎麦の美味しさにも目覚めました。食後のお腹も軽い!
このほか、花粉症の人がグルテンやカゼイン(乳製品)を減らしたら、症状が改善したというYouTube動画を観て、こちらも検証していこうと思っています。
わたしは、小麦をまったく食べないわけではありません。小麦製品は美味しいです。体調のよいときや、いただきもの、お食事に誘われたときに喜んで食べます。海外のベーカリーに並ぶ、焼きたてのハードパンが大好物です! ただ、カラダと相談して、いろいろ試してみたいのです。
巷に溢れかえる無数の健康情報のなかで、なにがじぶんに合うかは、やってみないとわかりません。トライアンドエラーで、カラダのトリセツはじぶんで作る! そんな生き方が、なによりも自由で、納得できるのではないでしょうか。みなさんのセルフメソッドも、ぜひ教えてくださいね。
ek旅が好き。のんびりも好き。日々のくらしをよりよく、すこやかに愉しむヒントをお届けできればうれしいです。