カラダはおしゃべり

  

COLUMNBODY

2021.0705

わたしたちのカラダは、一生のパートナー。いつかアバターのように、乗り換えることができる日はやってくるのでしょうか……?
今回は、そんなカラダと対話するためのメソッドを、2つシェアしたいと思います。

まず1つめ、患部とおしゃべりするイメージングです。例えば、胃の調子がイマイチだとします。でも原因が分からない、そんなときはお腹のあたりに口があるようなイメージをして、しゃべらせてみてください。
ここでのポイントは、とにかく吐き出させることです。わたしの場合、最初にボヤきがやってきます。つらい、重たい、眠い、だるい、めんどくさい……。いっさい否定せず、ただ沸き出るままに、耳を傾けます。そのあとで、こうしてほしいという要望が浮かんできたら、なるべく早く叶えてあげます。

症状(痛み)には感情がくっついていて、カラダの言い分を訊くだけでも、癒しにつながります。慢性的な症状ほど声が小さいので、根気よくトライ!(入浴中など、リラックスしているときにふとしゃべってくれることも)

そして、2つめの方法は、YES・NOを探る筋肉反射テストです。やり方はカンタン。北を向いてまっすぐに立ち、質問をつぶやくと、YESならカラダが前に、NOは後ろに傾きます。この食べ物は自分に合っているか、ランチはどちらのお店にしようかなど、迷ったときにも使えます。思考を挟まず、感覚で決めたい場合におすすめ。体調や精神状態によって結果も変わるので、気軽な感じで試してみるといいかも。

カラダとのつきあいは、どこかパートナーシップ(彼女?)に似ています。カラダの声=症状を無視しつづけるのは、DVのようなもの……。完璧じゃなくていい、ケンカしてもいい。周りと比べて、きびしくしなくていい。カラダの切実な声に耳を傾けないと、イタイ目に遭うのは自分ですからね(汗)。

ある著名人が「あなたの健康法は何ですか?」と尋ねられたとき、「眠いときに寝ることです」と答えていたことが、いまでも印象に残っています。カラダの声を訊くって、本当はごくシンプルなことなのかもしれません。

ek 旅が好き。のんびりも好き。日々のくらしをよりよく、すこやかに愉しむヒントをお届けできればうれしいです。

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